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大好きな「紙」から「花」「和」「洋」へ世界を広げて―正久りかさん

2009年12月04日01時01分
生花を加工したルシードフラワーのアクセサリーや、シックな布製のアートフラワー。花をモチーフとした作品が多い正久りかさんですが、一方で折り紙や切り絵の著書もある「紙」作家でもあります。ハンディクラフト作家としての原点という「紙」をベースに、「花」「和」「洋」へフィールドを広げ、4つのテーマを行ったり来たり、クロスオーバーさせたり。正久さんの手仕事の世界がどう広がっていったのかをうかがいました。

正久りかさん/Rica Masahisa

静岡県生まれ。ハンディクラフト作家。アパレル会社勤務後、ラッピングとフラワーデザインを学び、ラッピングとフラワーアートのオフィスでスタッフと講師を勤める。1994年に独立、現在『Round*R』を主宰。「紙・花・和・洋」をテーマに、雑貨やアクセサリーを中心に制作し、書籍や雑誌、テレビなどメディアでも活躍する。著書に『おし花でつくるデイリー雑貨』(河出書房新社)、『折り紙ZAKKA12か月』(河出書房新社)など。
ホームページ:http://www.round-r.com/

本の出版をきっかけに、和と洋のそれぞれの魅力を再発見


花弁の一枚一枚を自然のままに残したルシードフラワーの素材。
―ルシードフラワーというのは、プリザーブドフラワーとは違うのですか?

このバラは、プリザーブドフラワーをばらして樹脂をかけ、再度組み合わせたものです。生花を加工するという点では同じですが、花の種類、気温、湿度などによって樹脂の配合を変える必要があったり、ルシードフラワーは手間がかかるんですよ。私も以前は樹脂がけからやっていたのですが、今は樹脂をかけてもらったものを使ってアクセサリーを作っています。

―花びらの一枚一枚が本当にリアルですね。

自然の花を使っているので、造花にはない味がありますよね。あじさいは葉脈も細かく残りますし、小さなデイジーを集めてもかわいらしいでしょう? 花かんざしは自宅のベランダに咲いたものを加工してもらったんです。ルシードフラワーは繊細そうですが、けっこう丈夫で、ふだんの生活でつける限りは壊れたりしません。もちろん、水仕事なんかはダメですけど(笑)。

―もともと花の作品を作っていたのですか?

手仕事の原点はというと、紙ですね。子どもの頃から紙が大好きで、今でもいちばん好きな素材は紙なんです。アパレル会社に勤めていたときもラッピングに興味があって、勤めを辞めてからラッピングと生花のアレンジメントを習っていましたし、その後は教えてもいました。

―紙を素材にした作品も、著書で紹介されていますね。

2003年に折り紙をテーマにした本(『折り紙ZAKKA12か月』河出書房新社)を手がけました。さまざまな色柄の四角い紙を折るだけで、ご祝儀袋やギフトボックス、和風のバッグまで、かわいくて実用的な雑貨を簡単に作れるんですよ。そのときに、自分が和ものが好きだったことを改めて実感しました。それまではラッピングもフラワーアートも洋もの一辺倒だったので……。


(左)「洋」モチーフの切り紙をあしらった鏡。 (右)折り紙で作ったご祝儀袋とぽち袋。

―折り紙の本が、和ものに興味が向くきっかけになったと。

そうですね。そういえば、これまでに5冊の本を出していますが、そのたびに興味の範囲が広がっていったような(笑)。折り紙の本の翌年に押し花の本(『おし花でつくるデイリー雑貨』(河出書房新社)を作ったときは、和ものの作品もたくさん紹介しています。押し花と和紙を組み合わせて、ステーショナリーやランプを作ってみたり。それから、切り紙のパターンを紹介した本(『切り紙でかわいい「つなぎ模様」』PHP研究所、共著)のときは、これは和、これは洋というふうに、作品ごとに和と洋のパターンが明確に分かれることに気づきました。

―切り紙で和もの、洋ものというと……。

桜、梅、ひょうたん、月とうさぎなんかは和のパターンです。洋のパターンは、バラ、幾何学模様、スノーマンとツリーなど。切り紙がおもしろいのは、生活のすべてのものがモチーフになることですね。この本を作っていた当時は、散歩の途中で電車や花を見ては、どこを切ってどうつなげるか考えていました(笑)


(左)アトリエには素材や作品をアトランダムにディスプレイ。日々眺めることで制作のヒントを得るそう。
(右)好きなものたちを集めたコーナーも。ビーズの靴は正久さんが小さい頃、お母様が作ってくれたものだとか。


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根本聡子 , ルシードフラワー , アクセサリー , アートフラワー ,  , 正久りか ,  ,

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